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佐藤印刷所のナルほどよくナル【第4回】紙原稿で入稿する時の注意点その4

前回は“色変換”の話でしたので、今度はちょっとした線の話です。

紙で手書きで版下を作るとき、油性ペンなどで字を書いたり、絵を描いたり、線をひいたりしていますよね?手で書くときは見えているので問題はないのですが、パソコンを使って版下を作るときにちょっとした注意点があります。

パソコン上でワードなどの線を引く機能など利用していると、画面上では見えているけれども、実際は存在しない線があります。
たとえば…

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ポイントをミリに直すと大体、0.35ポイントが0.1ミリになります。0.5ミリのシャーペン芯の5分の1の太さです。細いですよね~? でも、このくらいの細さが線の再現性の限界だと思ってください。

(線の太さ)

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画面では見えているし、プリントアウトもちゃんと出ていて見えるから、特に問題ないと思うところなのですが、この0ポイントがクセモノなのです。

色が黒・0ポイントという情報としては存在しますが、ワードなどデータで入稿したものを版下として受け取ると、印刷する機械では0ポイントは再現できない線(線の数値が0)として印刷されてしまうので、かろうじて線だとわかるくらいの細さでしか表わすことができません。

0ポイントの罫線の色も、黒ではなくて、“20%位の黒い色”であったり、他の色だったりすると、本当に見えにくいものになってしまいます。
版下用のプリントアウトで出ているからと思ってもそれを印刷用にスキャン(その1参照)したときにはちょっと見えにくくなってしまうのでさらに細く、又は薄くなってしまいます。

もちろん、気がついたときはこちらで修正できる範囲で修正したり、線の太さが出ないのでは?と問い合わせて作り直していただいたものを再入稿していただいたりしています。これらに注意してパソコンなどで作った紙版で入稿して頂くと綺麗に印刷が仕上がりますよ。<オクナル>

それじゃあまた次回も**よくナルよ*** (*`O`)=☆

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