さんえすクラブリレーエッセイ

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さんえすクラブ リレーエッセイ【第5回】 (株)佐藤印刷所 山田

(株)佐藤印刷所社屋屋上より

(株)カジノヤの宮下さんからバトンタッチされました、(株)佐藤印刷所の山田です。

会社・工場は西区戸部町の小高い丘の上にあり、屋上からはみなとみらい地区など、街の中心部を見渡す事が出来ます。

当社は、横浜の地で大正12年に創業し、チラシやポスター、議案書、申込書などなど印刷物を作る事で皆様の「おもい」を形にするお手伝いを行ってまいりました。
生活クラブ様・福祉クラブ様とのお取引も10年以上に亘ります。
その中で、よく納品直後に組合員の方からお電話を頂く事があります。
一瞬何か不手際が有ったのかと心配すると、「綺麗に仕上がっており皆で喜んでいます」という、わざわざのお礼のお電話。
心配から一転、ホッとするとともに、大変ありがたく感じ、すぐに現場作業者にも伝えて、皆で喜んでおります。

(株)佐藤印刷所印刷機械

そんな大切な方々に印刷物を届けられなくなりそうになったのが、昨年の震災直後でした。
3月14日週明けに出勤すると、設備は無事でしたが、印刷用紙が入手出来ない、配送車のガソリンが確保出来ない、そして計画停電の心配も有りました。

少数の大手メーカーから供給されている印刷用紙やガソリン、基本的に一つの企業からしか受け取れない電力。
いざ供給が止まってしまうと私たちにはどうすることも出来ません。

(株)佐藤印刷所印刷現場の風景

今では、印刷用紙やガソリンは安定的に供給されるようになり、暑かった今年の夏も計画停電は行われませんでした。
とはいえ、今までもこれからも資源は無駄なく大切に使用して行きたいと考えます。

昨年のもう一つの衝撃は、東京電力原発事故でした。
こちらは今でも未収束であり、多くの困難を生み出し続けています。



生活クラブ風車(夢風)
▲生活クラブ風車(夢風)

このホームページで以前レポートが有った様に、生活クラブでは「再生可能エネルギー推進」「脱原発」「CO2削減」実践モデルとして今年、「生活クラブ風車(夢風)」を完成させて事業所への電力供給を続けています。
「おもい」を形にして、市民によるエネルギー自治の一歩を踏み出したこの活動を、とても心強く感じています。

私たちも、企業活動を継続する上で資源を消費して行くものとして「どうすることも出来ない」と始めから諦めるのではなく、エネルギー利用の将来について真剣に考え、出来る事からひとつひとつ行いたいと思います。

・・・やっと書き終わりました。(文章を書くのはとても苦手です、遅筆・乱文ご勘弁を)
さて次は、食品用軽包装資材を取り扱う、株式会社オリマツの瀬山様にバトンタッチします。